» オールブラックニッポン その2のブログ記事

サバイブSNSには、いわゆる「ブラック企業」に勤めている人が多いです。
その、「ブラック企業」について、語り合う、第2回目です。

おたよりから

1通目。家電量販店での体験。

量販店では働く人もお客も買い叩きでキリングフィールド化?

c-taka
「家電量販店は、体育会系的コミュニティ能力が高くない人は行かない方が良いですね。日々値下げ・値引き交渉などのいわゆる『きったはった』の世界を生きているので、すさんでいるんだよね。

そもそも、家電量販店の根本的なところに、店員さん以外の人が、店員さん以上に死ぬほど働かせられているという現実がある。ケータイ売り場とか企業のブースとか。で、メーカーよりも家電量販店の方が力を持っていて、キックバックなどでメーカーが潤っている仕組みがあるので、派遣されてきている人がどういう使われ方をされてもメーカーなどは文句を言えないという部分があるんだな。

それで店員も、無茶な働き方をさせられるわけで。だから、あそこで働くのは、無茶な働き方をされても大丈夫な、体育会系的なノリについて行けないと無理だね」
Bonezine
「体育会系でも、黙々と仕事をこなすタイプではなく、表向き華やかなタイプの人ですね」

c-taka
「自分にそれに耐えられるコミュニティ能力が無いと思ったら、精神を病むので、行ったらだめ。言われたら言い返せない人とかはムリ。というか、就職はコミュ能力の有無でどこに行くかを決めた方が良い」

repon
「中での人間関係の問題、ということですか?」

c-taka
「それ以前の問題だね。もともと、買いたたいてなんぼ、という業界だから、家電量販店は。脅したりすかしたり、駆け引きで成り立っているんだよね。物を買いたたくのと同じように、人も買いたたくから」

repon
「なるほど」

c-taka
「人を買いたたく、ってのは、自尊心を打ち砕く効果がある。それでへこまされるような、コミュニティ能力の低い人とか、自己評価の低い人はやめておいた方が良いよ。最初にカサにかかった態度取られて、そこで舐められると後々まで引きずるので。業界に元々そういう体質があると思います」

repon
「安売りを目玉にしているところで買った商品って、そういう適応できなかった人たちの血がべっとりとついているような気になりますね……」

Bonezine
「実際、訴訟などになっている事例もありますね。なので、そういう仕事場なんだという認識は必要ですね」

c-taka
「そうだね。まぁ、必要のない物を買わせる、と言う業種なので、消費者的には、物を買わないほうがいいだろうね。家電量販店を支えている消費行動が変わらないと、いろいろと変わってこないので。キックバックで潤っているので、メーカーは逆らえないんだよね。唯一違ったのはソニーだけれど、今はどうだかわからない。

業界構造的には、ヤマダ電機以外の家電量販店は、かつて秋葉原の白物家電のお店がひっくり返ったように、ひっくり返されてもおかしくない。その根本には、物が売れない、という事情がある。売れない物を無理矢理売るんだから、精神的にも肉体的にもシビアな仕事になるんだよね。

やっぱり仕事はコミュニティ能力で決めた方が良いんだけれど、コミュニティ能力が低い人向けの仕事は選択肢の幅が狭くなるね。工場とかはものによっては良いけれど。ウェブデザイナーとか、エクセルのスペシャリストになって派遣で働くとかはアリだね」

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「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

○おたよりから 続き

2通目。零細ブラック企業に勤めている経験から。

零細ブラック企業(1) ・・・お客さんをファンにしてそれをテコに

c-taka
「会社に自分の良さをアピールしても、入社時以外だとあまり意味がない。客を味方につけなければダメ。客を味方につけたヤツが勝つ。ブラック企業の多くは、目線が内側に向きすぎている。現実には客に目を向けなければいけないのに、客に目を向けるのには勇気がいるから、社長を含めてそれを避けてしまう。で、内側をどうしようかというベクトルが働いてしまう」

repon
「なるほど」

c-taka
「会社の中で発言力を増すのなら、客を味方につける以外にない、と思う。その人じゃないとダメだと客に思ってもらえるようじゃないとダメだね。以下に自分のファンを増やすかという仕事の仕方をしなければダメで、ウェブデザイナーなんかはまさにそういう仕事。客は会社じゃなくてデザイナーに発注するからね」

repon
「うーん。組織に属するのは、組織として『儲ける仕組み』を持っているからで、儲ける仕組みを個々人で考えろと言うのは本末転倒な気がするんですよね。協業とか分業とかして生産性を高めるために組織を作っているわけで、組織が協調して働くことが前提だと思うんですよ」

c-taka
「ウェブデザイナーやプログラマ限定でIT業界を考えると、会社がブラックになればなるほど、組織の末端の人が客とコミュニケーションを取らなくてはならない状況になりやすい。チームがあってディレクターがいて、その人が一元的に客とコミュニケーションを取るようなシステマティックな仕組みができてれば違うのだけれど、そうでなくて、プロジェクトがドミノ倒しのように倒れていく状況になると、末端の人が客と交渉せざるをえない場面がでてくるんだよね。そのときに、一番良いのは、その客にファンになってもらうことじゃないかな。

それには、コミュニケーション力だけじゃなく、デザイン力とか、向こうが要求した以上の案を出していくとか、やり方はいろいろとあるだろうけれど。客も、人によってはストイックな手作業の積み重ねを評価してくれる人もいるので。逆に言うと、そういう努力を『当たり前』と思っている客とはつきあわない方が良いね。ストイックな努力の価値をわかってくれる人とだけつきあうようにすればいい。

そうやって客を味方につけていくと、だんだんと社内で大事にされるようになる。自分が起業したときも、社外の人はみな自分のファンだったよ。だから会社を辞めてもつらくなかった。ファンを獲得するやり方はいろいろあるけれど、いかに価値(バリュー)を相手に渡すか、だろうね。アイディアが重要な商売だと、ヒントをくれる人はきわめて重要なので、食事に誘われたりします。客に『彼が欲しい』と言わせれば、『横』に移動していく可能性はある」

repon
「うーん……」

c-taka
「広告業界なんかもそうだよね。小さな会社から、電通、博報堂の契約社員になっていく。電通の契約更新は1年なので、必ずしも良いとは言えないんだけれど、年収的にはすごく上がる。そういうキャリアパスもある。

まぁ、とにかく、社内うんぬんではなく、社外にファンを作る、だね。

で、チームでファンを作るのは、たとえばゲーム業界。3Dの格闘ゲーム関係なんかは、今どこにいるのかわからないほど頻繁に異動するね」

repon
「まぁ、わからなくはないですが」

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「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

零細ブラック企業(2) ・・・『自分の売りをアピール』or『人質』でサバイブ!

c-taka
「僕が昔経営していた会社は、思えばブラック企業だったな。
ある時、プログラマが『これ以上はできないです。僕を殺すつもりですか?』と言ってきたので、『会社のために死んで』と言ったんだよね。こっちも仕事を完成させようって必死だった。で、彼は、それだけ冷たくされて、逆にものすごくがんばって、その仕事の納品までいったんだよ。そのあとも猛然と仕事をして、結果を出したあとで、『社内の3Dの部署に異動させて欲しい』と願い出たから異動させたんだ。そうしたら、すさまじく勉強をして、1本100万もするソフトも自腹で買って力をつけて、最終的にセガに転職したんだよね。
肉を切らせて骨を断つ、という感じだったね。会社も転職に際しては、そのがんばりを知っているのでなんにも言えなかったよ」

repon
「がんばって努力して乗り切っていく、という解決方法はひとつ有効だと思うけれど、他のアプローチもあるのではないですかね?優勝劣敗ばかりではなくて、力のない人間もパフォーマンスを上げるような仕組み作りで乗り切るとか、チームを作ってお互いの弱い部分をカバーし合うとか。

天才しか乗り越えられないというのはどうだろうか?普通の人たちが悩んで乗り越えていくと言うことはできないのでしょうかね。

あと、いくら強くてもどうしようもない場合。たとえば、妊娠したり、育児中だったりした場合は仕事の時間も制限されますよね。その人たちに、仕事か家庭かを迫るのはどうなんでしょう」

c-taka
「うーん。ちょっと違うんだな。

ここで話しているブラック企業というのは、はじめから人を使い捨てにすることを織り込んでいるようなキャノンや日本電産のようなブラック企業ではなくて、何となく仕事しているうちにどんどんブラック企業化してしまったような企業なんだよね。勤めている人たちも、流れ流れてそこに行ってしまって抜けられなくなってしまった人ばかりで、なにか、reponさんが言っているような組織改革とかができるタイプの人たちじゃないと思うんだよ。

ストイックに積み上げていった人はブラック企業には行かないし、逆にストイックに積み上げられないからこそブラック企業に嵌ってしまっているわけで。

モチベーションの問題でも、低いよね。未来がない、ノーフューチャーなんだよね、ブラック企業に勤めている人たちって。僕もノーフューチャーだった。僕はたまたま取り組んでみたら何となく希望が見えて、のめり込んだらうまく転がった希有な例なんだけれど、多くの人は、何となくやってみて何となくダメで、そういう『何となく』がずっと続いて、いつの間にかのっぴきならない状況に陥っているんだと思うよ。

ある日、体が動かないとか徹夜ができなくなって、はっと、先がないことを悟ったときに、ガクン、と心が折れちゃった人たちが、おもなんだと思う。

それまでに、貯金とか、何かを積み重ねておかなければいけないんだけれど、それをしないでポテチを食べてしまうとかしてきて、そこまでいってしまう。

そもそも論で言うと、多くの人が嵌る典型的なブラック企業ってのは、何となく入って、この会社それなりに良いんだけれど所々ブラックだな、と思いながら何となく勤め続けたら、その会社の関係性でしか仕事ができなくなって、どこにも行く場所が無くなった、と言うようなケースだと思う」

repon
「沈みゆく船に乗っているという感じですかね」

c-taka
「いや、違う。そもそも沈まない船なんか無い。企業って10年続かないんだよ平均的に。中小企業で10年続く会社はないよ」

repon
「IT系はそうかもしれませんが……」

Bonezine
「いや、長く続いている会社というのは、途中でいろいろ変わっているんですよ。元の形のままで10年続くというのは無いですね、ほとんど」

c-taka
「会社って、ぼくらとほとんど変わりのない人が、たまたま社長をやっているだけなんで、そんなにうまくいくはずがないんですよ。そんな人がうまくできるはず無いんですよ、根本的に。『確固とした会社』というのは共同幻想ですよ。結果としてうまく回ったと言うだけで。共同幻想は共同幻想だと認識しないと。

で、どんな形でも客を味方につけておかないと、俺はダメだと思う。エンドユーザーに向かい合っている仕事ならね。

たとえば接客業だったら、その最高峰はホテルなんだけれど、ドアボーイの人は、お客さんを全部覚えているわけ。企業の偉い人とか。そうすると、最終的に口利きをするコンサルタントになる人もいる。顧客の子どもの名前から誕生日から覚えている人がたくさんいるんだよ」

repon
「うーん……」

c-taka
「大手の広告代理店にいるすごい人は、全部の会社の力関係を知っている。その人が一番威力を発揮するのはお葬式。社葬の時に、来訪者をすべて誘導できる。まぁ、その人は葬式以外あまり働かないんだけれど(笑)、クビにできないだよね、その人の替えが効かないから」

repon
「そういう人って職場にいましたけど、ぶっちゃけ迷惑でしたよ。そのときだけ仕事して、普段仕事しなくて、でかい顔をしているのって、ずるいと思った。組織だから、客の目に付かない部分でも必要な仕事ってたくさんあって、雑事とかそういうものをこなす人だっているのに、平等に見られないんですから。

みんながみんな、好き勝手に自分のやりたい仕事だけやっていたら、組織ってのは回らないと思うんです。僕は嫌いです」

c-taka
「そういう人もいる、と言う話です。嫌い、というのはわかりますよ。みんなが勝手なことをすれば船は沈む、それは正しいです。でも、ここでポイントなのは、どこかで『人質』を取らないと。客とか。そうでないと生き延びれないですよ。

つまり、『替えが効かない』という状態を作らないと生き延びられないという、世知辛い状況があるんです。

もう一つのやり方として、組織作りに長けているなら、管理職になると言うのも手です。そういう力をつけるのも一つの方法。

ともかく、何らかの『売り』がないと」

Bonezine
「ブラック企業の場合、中で評価する仕組みがない場合がほとんどなので、お客さんや外向けに評価を高めないといけない、ということですよね」

c-taka
「整理すると、そもそもブラック企業の中で評価されても意味がない。評価する軸を持っていないのが、僕らの考えるブラック企業なので。ということは、お客なりなんなりを人質に取らなければならない。で、最終的に上位の階層に行くしかないんだよね。世知辛いけれど、それ以外に身を守る方法がないんだ。『白馬の王子様』は来ないからさ」

repon
「二通りの解決策、ですかね。エンドユーザーに向き合える人は、エンドユーザーの信頼を勝ちとる。ファンを作る。でも、組織の内部で、組織が正常に回転していることを前提にする仕事-総務・経理・人事などの管理系-は、組織がちゃんと回るように、マネジメント力を高めていく、ということでしょうか」

c-taka
「管理系の人たちは、公平さなどが大切になってくる。そういう場合だと、自分の公平さとかを、次の職場にアピールしていく必要があるだろうね。仕事に向かう姿勢などを文章化できるスキルなどがないと、きついだろうね。それをきちんとアピールできないと、次の職場は採用しようがないよね。目に見える、たとえばIRの経験などがあれば、それがキャリアになるだろうけれど。職種に応じて、生き残り方は異なるだろうね」

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[1/2/3/4/5/6/7]

「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

零細ブラック企業(3) ・・・零細ブラックに落ちた人の属性

Bonezine
「ところで、ブラック企業だと認識して、その中で働いている人たちは、その中で地位を高めようとしているとは思えないんですけれど、そもそも何で働いているんでしょうね?」

c-taka
「ブラック企業に勤めている人の何割かって、そもそも自尊心を打ち砕かれているんだよね。そうすると、自己評価がぐだぐだに低くなっちゃうのよ、ずっと罵られていたりするから。

僕も2年間ほど正社員をしていたとき、社長からの評価が死ぬほど低かったんだよね。『信用できない』とまで言われたんだよ。ところが、外に出たら180度評価が違った。めちゃめちゃ評価されたんだ。

そういう風に、世界が変わると恐ろしいほど評価が変わるんだよね。結局狭い世界なんだよ。その狭い世界で自分の何かを規定されたらたまったもんじゃないと思ったね」

Bonezine
「そうそう。でもそれって気づきにくいんですよね。だいたい大卒者の就職希望先人気ランキングは大企業で、ベンチャーが来ることなんて滅多に無いじゃないですか。で、大企業には大企業なりの箱庭ができていますよね、すでに」

c-taka
「心地良いよね(笑」

Bonezine
「心地良いですね。で、その心地よさに身をゆだねていると、その中での自分の立場とか価値観で、上に上がっていくしか道が無くなるんですよね。で、たまたま外に出る機会があって、そのときに『ああ、狭い世界にいたんだ』と気づくことがなければ、わからないですよね。
それで、わからないまま狭い世界に生きる人ばかりになったら、ブラック企業になっていくんでしょうね」

c-taka
「老人ホームに入って、自分の経歴を社名でしか語れないおじさんとかが多い。小中高大学から外の世界を知らずに会社に入って、社内結婚をして退職までいたら、まったくそれ以外に評価軸を持たないわけだよね。きわめて人工的な中に生きていて、その人工的な枠組みを外されて生きていけるのかというと、まぁ、生きていけない。強制的にその枠組みを外す社会というのもどうかと思うけれどね。本当におかしな世の中なんだよね。『北斗の拳』みたいな世界に生きていて、いきなり誰かに殴られるようなところなんだよね」

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「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

ブラック企業を生み出す「給料泥棒」……

repon
「前回の放送で、ブラック企業には『給料泥棒』がいるという話が出ましたが」

c-taka
「面白い話を一つ。日テレで24時間テレビをやっているスタッフは、実は1年間かけて24時間テレビを作っていて、それ以外の仕事を一切しないんだよ。『チャリティー』って人質は、結構でかいんだよね(笑)。そのほかの人たちが死ぬほど働かされている横で、24時間テレビの上層部の人たちはそれだけ作っているんだよね。

今テレビは、制作費をどれだけ減らせるか挑戦しているところがあるから、かなり現場に混乱が起きている。放送事故が頻繁に起きているくらいだし。

そう遠くないうちに、マスコミ関係で労働関係の訴訟が起きるんじゃないかな」


社長業はつまらなくなったらやめたほうがいいのでは?

・3通目のおたより-わが社の社長は給料泥棒
c-taka
「社長の仕事は主に『人繰り』と『金繰り』で、客を創ってくる活動が主。それが少なくなってくると、内側を向き始める。つらいからね、客を拡大してこうとすると」

Bonezine
「社長業が楽しくなくなってきたんでしょうね、たぶんね」

c-taka
「だったらやめちゃえばいいのに」

Bonezine
「そうなんですよ。」

c-taka
「社長ってどうして高い給料をもらっているのかというと、いざというとき無給で働くからなんだけど、そこら辺を忘れてしまうんだよね。高い給料で不動産を買って、会社が資金を用立てるときの担保に差し出すとか、そういうリスクを背負うが故に、社長の給料は高いし、社長は偉いのですが、だんだんとリスクも背負わなくなり、なんにもしなくなるひとたちが、多い。そういう人は辞めた方が良いね」

Bonezine
「楽しくなくなってきたかめんどくさくなって来ちゃったら、辞めていただきたい職業ですね」

c-taka
「ほとんどの社長は能なしだよ(笑)日本って、末端の人たちも、国としての教育のレベルもそこそこだから、ある程度能力が高いんだよね。ビジョンを示さなくても、そこそこの話し合いの調整で、組織が動いちゃったりするんだよ。そうしたら、社長、ますます勘違いするんじゃないかな?

reponさんが嫌いな根性論を唱える人が増える背景って、方法論がないから根性論しか唱えられないってことなんだよね。たまたまうまくいったと言うことばかりで、その方法を理論に落とすことまでしていないんだよね」

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「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

恐るべき「カツマー社長」

c-taka
「ただね、昨今一番やばい社長というのがいてね、『カツマー』な社長ってのがいるの(笑)これがね、読むビジネス書が変わるたびに経営方針が変わるの(笑)もうブラックとか通り越して、怖いわ。

たとえば、いきなり『これからはベトナムだ!』と言って、ベトナムに現地法人立ち上げて、こっちに仕事を送れと言うんだ。で、しばらく経って仕事ができたかと思うと、担当がベトナム人に変わっていて(笑)レスポンスは遅い、妙にエキゾチックな成果物が上がってくるわけよ。なんじゃこりゃ、となるわけ。
で、最後どうなったかというと、それを現場のエース級の人間が、不眠不休で直し始めるわけ。結局納品できなくて、クライアントのずっと上流まで激怒を買って出入り禁止。カツマー社長の思いつきのおかげで。

出してくる予定表は、1日24時間しかないのに36時間働くことになっていたり。ブラックを通り越して透明(笑)そこに透明人間がいるみたい。

カツマー社長は脳天気でひどいうえに、現実と自分の実力のギャップには、だだをこねるわけ。そのだだをこねたことが、大量に採用された右も左もわからない若者に降ってくる。

勝間さんは仕事ができるから認められているんだけれど、カツマー社長は仕事をしないから、超ラクだよね(笑)」

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「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

ブラック企業から抜け出すには?

repon
「前回のおさらいですが、ブラック企業の問題は、ひとつはブラック企業に入らざるを得ない自分の問題、これはクールに見なければならないですね、それと、一旦入ってしまうと、キャリアが積まれなくて抜け出せなくなる問題ですね。そのためにどういう努力が必要でしょうか」

c-taka
努力は必要ないと思う。
たった一つやらなければならないのは、現状を全部、敗因も含めて、クールに全部見なければならないということ。努力と言ったって、35歳過ぎの人間が、そんなに急に能力を伸ばせるわけないじゃない。今ある能力の中でどうやって戦術を組んでいくのか。紙と鉛筆で書き続けるしかないですね。
努力じゃなくて、痛みを伴う現状分析ですね。その作業を続けることかと」

repon
「そこもストレスコントロールが必要ですね。
疲れて帰ってくると、向かい合えるのはせいぜい1日で、知らず知らず避けてしまう。睡眠時間を削ればなおさら頭がぼんやりしてきて、結局Twitterやはてブを見続けてストレス解消して、はっと気づくと何も進んでいなくて、ああ自分はいったい何やっているんだと頭を抱えることになるかも。
それを避けるには、ストレスの低い方法、たとえば人と話すことや、モチベーションの高い人の話を聞くなどがよいのではないでしょうか。外から力をもらう、というのが重要では」

c-taka
「ブラック企業にいる人って、人生ベリーハード状態なんですよね。シミュレーションゲームのベリーハード状態。装備が貧困で、敵が強く、状況は最悪(笑)相当考えて手を打たないと、すぐに手詰まりになってしまう。

努力すると言っても伸びしろが少ない状態では、コマをどう動かすか、というやり方しかない。いわゆる『努力教』では乗り切れないですね。努力が実るまでの時間がかかりすぎるから。」

repon
「一刻も早く抜け出す、というのが重要ですね」

<終わり>

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「オールブラックニッポン」その1 その3 その4

毎週土曜日21時~放送中!
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